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研究技術支援センター

研究技術支援センター

研究技術支援センター

センターについて

研究技術支援センターは、2023年4月に本学における基礎研究活動の技術支援体制の充実を図ることを目的として設置されております。

センター長挨拶

研究技術支援センターは、本学の基礎研究活動の中央部門として、実験実習機器技術支援部門、動物実験技術支援部門、放射性同位元素技術支援部門の3つの技術支援部門で構成され、多様なサポートを実施しております。研究者の先生方の積極的な利活用をお待ちしております。

各部門の紹介

動物実験技術支援部門

動物実験は生命科学や医学の発展に大いに貢献しているがその実施は法律やガイドラインなどのルールを遵守が前提である。また、動物実験は動物の命を犠牲にした上で成立していることを鑑みると「科学的妥当性」、「社会的妥当性」の説明が求められる。
動物実験技術支援部門では研究者が実験目的にかなった動物種を選択出来る様、動物福祉に配慮した飼育環境を動物種毎に提供し、それぞれの飼育環境に沿った微生物学的統御を行い適切な実験環境を研究者に提供することを目的に飼養保管室と実験室を運営している。 
飼養保管室と実験室の運営とともに各種動物の導入や飼養保管、凍結胚保存や個体復元などの生殖工学、技術の提供に加えて、関係法規および人獣共通感染症に関する情報提供、従事者講習の実施など動物実験に関する総合的なサポートを行っている。

実験実習機器技術支援部門

大型分析機器および汎用機器を一括管理し、学内の研究・教育に対して技術支援を行っています。
具体的には、いつでも利用者が機器を使用できるように装置の保守・点検等を行っています。初めての利用者に対しては、装置の取扱説明や試料作成法などの指導・助言を行っています。また、特別な知識や技術を必要とする装置では、利用者からの試料等の受託分析も行っています。さらに、大型プリンタによる学会発表用ポスターの出力を行ったり、主要機器に関する定期的なセミナーの開催等多岐にわたる技術支援を行っています。

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放射性同位元素技術支援部門

医学部放射性同位元素研究施設は本学における唯一、放射性同位元素(RI)を研究目的に取り扱うことができる施設です。放射線障害防止法の法律を遵守しRIをより安全に取り扱うことを目指しています。当施設が現在承認されている核種は、非密封21核種と密封1核種となっており、各核種それぞれに使用数量や貯蔵量が設定されております。
RIを使用できる場所は、当施設管理区域内使用室でのみ使用が可能となっており、非密封RIはトレーサー実験で使用し、密封RIは小動物や血液の照射実験を各講座等の研究者が行っています。そのほかRIを保管する保管施設、RIの使用後は廃棄物となり廃棄施設に保管されます。なお、排水も厳重に管理され流しの排水は全て貯留槽に流し込み放射能濃度を測定し、許容濃度以下なら希釈槽から一般排水へと流します。また、管理区域内の空気も1部屋あたり10~15回/時間、交換しておりその室内空気もプレフィルターとヘパフィルターを通過させ外気に放出しています。
このように管理区域内の環境や一般公衆への環境にも配慮した施設となっており、法的管理は放射線取扱主任者、施設の管理や機器の管理、人の管理、被爆の管理等をそれぞれスタッフが担当しております。