「先端医科学講座」は、「基礎医学講座」の一部門として、医科学分野における「先端研究」を世界に向けて発信することを目的に設置された講座です。本講座では、基礎生命科学の探究から、新たな治療法の開発までを目指しています。

教 授 ：　船越　洋

「先端医科学講座」は、2018年5月に旭川医科大学に新たに設置された講座で、医科学分野における先端的な研究を推進し、世界に発信することを目的としています。本講座は、基幹講座である「基礎医学講座」です。

　私は、これまで大阪大学大学院医学系研究科の准教授として、また、2011年から2018年5月まで本学の教育研究推進センターの初代センター長・教授 として勤務して参りました。この期間中、センター内に設置された「実験実習機器技術支援部門」「動物実験技術支援部門」「放射性同位元素技術支援部門」の管理運営に注力しました。さらに、センター内の「知的財産支援部」および「教育研究支援部（Translation Research Center）」を通じて、「研究戦略企画委員会」のもと、基礎研究のシーズ発掘から臨床への展開に向けた「第1期～第3期橋渡し研究プログラム」の推進を支援してきました。

　今後は、自らの研究を通じて、世界に発信する基礎研究をさらに推進し、その成果を臨床へと展開できるよう、引き続き研鑽を積んでいく所存です。

　先端医科学講座では、以下の研究に取り組んでいます

  (1)  HGF（肝細胞増殖因子）の神経疾患治療への応用を目指した基礎研究から医薬品化への貢献
  (2) ゲノム編集・エピゲノム編集法を用いた新規遺伝性疾患治療法の開発
  (3) 神経免疫の新しい分子機序の解明：
　　・トリプトファン代謝研究
   　 ・免疫疾患モデル動物を用いた神経栄養因子研究

　これまでの皆様からの温かいご支援に心より感謝申し上げます。今後とも、変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

• 基礎医学特論（医学科２年）
• 分子生物学（医学科２年）
• 医学研究特論（医学科４年）