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感染症学講座 寄生虫学分野

感染症学講座 寄生虫学分野

感染症学講座 寄生虫学分野

講座について

感染症学講座の寄生虫学分野では、未だに世界中の多くの人々が苦しむ寄生虫症を克服するために、以下の4つのテーマに重点を置いて研究を行っています。

  1. 寄生虫はなぜヒトの体内で生き延びることができるのか?  
  2. 自然界で寄生虫はどのように維持されているのか?
  3. 寄生虫の感染を予防するためにはどうすればいいのか?
  4. 寄生虫症を治療するためにはどのような方法が有効なのか?

当研究室では、寄生虫学という分野に留まらず、生物学、分子生物学、免疫学、疫学、環境学、地理学、衛生動物学など複数の学問分野を横断する学際的アプローチによって研究を進めています。そして、「実験室からフィールドまで」「基礎から応用まで」をモットーに掲げ、人・動物・自然(環境)の相互作用とユニークな寄生虫の生存戦略の解明に日夜取り組んでいます。

エキノコックス属条虫、テニア属条虫、住血吸虫、土壌媒介性蠕虫、中間宿主巻貝、トキソプラズマ、マラリア、病原体媒介節足動物、コウモリ、環境DNA

スタッフ紹介

教授

迫 康仁サコ ヤスヒト

准教授

伴戸 寛徳バンド ヒロノリ

事務補助員

酒井 まゆみサカイ マユミ

教育

医学科・看護学科における担当科目

医学科講義

  • 必修科目(第2学年前期) 免疫学(5コマ)
  • 必修科目(第2学年前期) 医学チュートリアル I(20コマ)
  • 必修科目(第2学年後期) 寄生虫学(15コマ)
  • 必修科目(第2学年後期) 基礎医学特論(1コマ)
  • 必修科目(第3学年前期) 寄生虫学実習(21コマ)
  • 必修科目(第4学年後期) 医学研究特論(150コマ)

研究

主な研究テーマ

トキソプラズマに着目した研究

難治性トキソプラズマ症の発症メカニズムの解明と新規予防技術の開発

食品媒介性原虫に着目した研究

食品媒介性原虫の潜伏感染メカニズムの解明と制御技術の新規開発

蚊とマラリアに着目した研究

蚊媒介性寄生虫の分子疫学的解析と伝播を阻止する微生物の探索

エキノコックスに着目した研究

エキノコックス症に対する新規治療薬開発に向けた薬剤スクリーニング系の開発

コウモリに着目した研究

コウモリが媒介する寄生虫の疫学的調査

エキノコックスに着目した研究

エキノコックス幼虫の持続感染メカニズム(酵素活性ならびに抗補体活性の解析)に関する研究

エキノコックス・有鉤嚢虫に着目した研究

エキノコックス症ならびに有鉤嚢虫症の血清検査(POC検査法)に関する研究

テニア属条虫・裂頭条虫に着目した研究

テニア属条虫ならびに裂頭条虫属条虫の迅速鑑別POC検査法の開発

環境DNAに着目した研究

環境DNA検出法を用いた住血吸虫、中間宿主巻貝、土壌媒介性蠕虫の分布域推定法の開発

環境DNAに着目した研究

環境DNA検出に基づく寄生虫感染予防法の開発