栄養管理部
施設について
栄養管理部の患者給食部門は開院当初より直営で行っており、途中 食器洗浄業務、下膳業務の一部を委託しましたが患者さんへの食事の提供は現在も直営で行っています。
病院の食事は単なる空腹を満たすものではなく、患者さんの生命や治療を支える基盤であり、栄養管理を行う上で食事の質はとても重要なものです。
「病院食は治療の一環」の理念に基づき、栄養改善を目的に患者さんの病態・病状・摂取機能などに合わせ個別に応じた食事の提供を心掛けております。また食事は入院中の唯一の楽しみという患者さんが多いため、安全・安心、そして美味しい、喜んでいただける食事を提供できるよう日々努力しています。
NST(栄養サポートチーム)をはじめ、院内の様々なチームと関わり、医師、看護師、薬剤師等他部門との連携を図り、医療チームの一員としてその専門性を活かし、入院中は栄養改善を目的に、退院後は健康に生活することができる=生活の質を向上に向けて活動しています。
- お知らせ
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■給食用特殊料理専門調理師 1名 合格しました(令和4年9月)
■介護食レシピコンテストにおいて、下記を受賞しました(令和5年1月)
調理師部門賞:1名
調理師部門特別賞:1名
*cookpad(クックパッド)に掲載されています<マルハニチロで検索>調理師部門賞
牛肉のステーキ風~鶏肉のムースのせ~調理師部門特別賞
うなぎの柳川風
スタッフ紹介
部長
藤谷 幹浩フジヤ ミキヒロ
副部長
嘉島 伸カシマ シン
副部長(栄養士長)
山内 明美ヤマウチ アケミ
栄養管理部スタッフ
病院職員と委託会社職員等で患者さんへの食事提供と栄養管理を行っています。
<スタッフ>
- 医師 2名
- 管理栄養士 10名
- 調理師 18名
- 調理補助 5名
- 委託会社職員(食器洗浄他)12名
- 派遣職員 6名
<医療専門性資格所有者>
- 管理栄養士 10人
- 日本糖尿病療養指導士 3人
- NST専門療法士 4人
- がん病態栄養専門管理栄養士 1人
- 病態栄養認定管理栄養士 1人
- 肝炎コーディネーター 1人
<調理専門性資格所有者>
- 給食用特殊料理専門調理師 2人
主な業務内容の紹介
給食管理(患者給食)
- 献立作成(一般食・特別食)
- 食数管理
- 一般食・特別食の調理・盛付・配膳
- 乳児用ミルクの調乳
- 発注・在庫管理
- 衛生管理
- 各種帳票作成・管理
- 食事の配下膳・食器洗浄
給食管理(患者給食)
<フードサービス>
◆選択食(週4回、1日2回)
一般食を召し上がっている患者さんに対し、毎週水・木・金・土曜日に1日2回選択食を提供しています。2種類のメニューからお好きな方を選択できます。
給食管理(患者給食)
◆お祝い食(誕生日お祝い・出産お祝い)
お誕生日を迎えられた患者さんと出産後の患者さんにメッセージカードを添えて、お祝い食を提供しています。
調理師が腕によりをかけて作っています。
*メニューは日によって異なります。
◆お食い初め膳
NICUで生後100日を迎えた赤ちゃんに対し、お食い初め膳を提供しています。
一生食べ物に困らないよう願いを込めてお祝いをしています。
給食管理(患者給食)
◆行事食(年30回)
給食管理(患者給食)
◆減塩の日(月1回)
高血圧学会より毎月17日が「減塩の日」と制定されています。
その日は普通食を召し上がっている方にも減塩を意識していただくため、減塩のおかずを1品出すことにしています。減塩のポイントを記載したメッセージカードを添えています。
「減塩の日」のキャラクター
良塩(よしお)くん
料理大好き、健康にとっても気をつかう6歳児。アタマのキャップはお塩の計量カップ、腕にはいつも血圧計。友達のうすあ人と一緒にきょうも健康について情報チェック!
うすあ人
良塩くんを応援するために、地球にやってきた宇宙人。生まれた星は、光輝くシリウスの隣で薄く控えめに光るシオウス。シッポは塩分チェッカー。お塩の取りすぎには特にうるさい。地球の住まいは、良塩くんのおなかのポケット。
栄養相談(個人・集団)
入院・外来栄養相談
生活習慣病をはじめ、様々な疾患の栄養相談を実施しています。食の情報があふれている昨今、正しい食事の情報の提供や自宅でも食事療法が継続できるよう、その方にあったオーダーメイドの指導を行っています。
栄養相談は予約制です。継続して受けることも可能です。
[個人指導]
場所:玄関棟3階 栄養相談室
日時:月~金(祝・休日を除く)9:00~17:00
[集団栄養指導]
糖尿病教室 *詳細はポスターを参照ください
- 場所:外来棟3階 遠隔医療センター
- 日時:週1回 火曜・水曜・木曜のいずれか 10:30~11:30
母親学級
- 場所:周産母子科外来
- 日時:毎月第一木曜日 13:30~
NST(栄養サポートチーム)
NSTは入院患者さんの栄養状態を評価し、適切な栄養療法を提言し、栄養状態の改善や治療効果の向上、合併症の予防などを活動の目的としています。
主治医や看護師と連携をとりながら栄養管理を行います。
- 食欲不振がある場合、現在の嗜好を確認し、食事の調整を行います
- 栄養が不足している場合、栄養剤・栄養補助食品や静脈栄養の追加や見直し等を提案します
- 摂食・嚥下機能が低下している場合、その状態にあった適切な食事内容を提案します
- 現在の栄養の評価を行います
《入院時の摂食嚥下障害スクリーニング》
入院中の患者の誤嚥・窒息によるインシデント予防目的で開始。嚥下障害のリスクがある患者に確実なスクリーニングと安全な経口摂取・栄養管理に向けての介入が必要と考え、入院時の摂食嚥下障害スクリーニングを実施しています。
<構成メンバー>
医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、言語聴覚士
多職種との連携
《食物アレルギー患者への聞き取り》
患者総合サポートセンターにおいて、食物アレルギーの対応が必要と判断された場合、患者と栄養士が面談を行っています。
事前に聞き取りを行うことで、入院直後からアレルギー食提供が可能となり、患者の「食事」に対しての不安の解消となっています。
受託実習生の受け入れ
栄養士および管理栄養士免許取得のための実習