医学部 医学科の特色
医学部 医学科の特色
医学部 医学科の特色
旭川医科大学は2023年11月で開学50周年を迎えます。医学科では、リサーチマインドを持った地域社会に必要とされる医療人を育成することを目指しております。これまでの50年で約5000人の学生を教育し培ってきてノウハウを基に、入学者全員が医師を目指すという医科大学の特性を生かして入学後早期から臨床の場に触れるように早期臨床体験、腹痛といったよくある症状の原因を勉強する症候学、そして実際に模擬患者さんとの医療面接などコミュニケーション学習など医師になることを念頭に置いたカリキュラムを1年生から用意してます。少人数グループによる、臨床症例から問題発見・解決能力を能動的に学習するPBL (Problem-Based Learning) 教育、研究心を涵養する研究室での研究体験制度も取り入れ、解剖学や生理学などの基礎医学、内科学や外科学などの臨床医学教育を行います。
医学科では医療を実践するための、知識、技能、姿勢を身につけることをお手伝いしますが、医師とは患者さんや周りの医療スタッフから、信頼してもらえる人間力を身につけることも極めて重要であります。この豊かな人間力を身につけることは、大学の授業の中で教育することは非常に難しい領域です。皆さんのこれまでの人生とこれからの人生の過ごし方に左右されるところが大きく関わってきます。社会から望まれる、共通の医師像としては、豊かな人間性を持ち、社会から信頼され、十分な知識・技能を持った医療者と考えられます。そのような人材育成を念頭におくと、入学してくる学生さんには、高校までの勉強への取り組みは勿論のこと、周りの同級生や上級生・下級生、あるいは学校の先生にも人間力の面で一目置かれる存在であることを期待します。それは勉強だけでなく、勉強以外の学校生活や社会生活全てが反映されます。その意識を持って今日から自分の人生を歩んでください。
医学部医学科長
奥村 利勝
旭川医科大学医学部医学科は、医学教育分野別評価基準日本版V2.3に基づき日本医学教育評価機構による評価を受け、「評価基準に適合している」と認定されました。