Vol.3 March 2025 | |
旭川医科大学に関わるすべての皆様方に本学の活動状況を定期的にお知らせしたい、本学をもっと知っていただきたい、そんな思いで毎月1回ニュースレターを配信していくことにいたしました。私たちが伝えたいこと、皆さまが知りたいことを伝い合えるツールに育てていきたいと思っています。 | |
Contents |
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○○目線
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理事・副学長 古川 博之 学長や病院長に比して、理事という職種は、何をしているかわかりづらいですね。理事は、大学執行部の一員として学長を支える役目とされており、私は「財務」・「評価」・「医師の働き方改革」という3つの領域を担っています。「財務」については、予算の策定、決算の報告、経営分析を行っており、「評価」については、第4期中期計画・中期目標の評価、教育運営の評価、教育プログラムの評価など内部質保証、全教員に対して教員評価を行っています。「医師の働き方改革」については、2024年4月から法律が施行されており、旭川医科大学では、時間外勤務が960時間を超える医師に関してB及び連携B水準の指定を受けており、時間外勤務が月100時間を超えそうな医師については面接指導医師が対応に当たっています。 これら3領域以外に私自身が立ち上げたプロジェクトが2つあります。1つめは、「地域医療創成プロジェクト」で、地域医療の発展のために寄附講座を立ち上げるべくワーキンググループを設置し、令和6年2月に委員会に昇格しました。令和7年3月時点で、内科、外科、眼科等を親講座として、計10件、総額1.5億円の寄附講座が新設されており、以前の5件を合わせると15件ということになります。大学の財政が逼迫している中、このようなご支援・ご協力をいただけるのは心強い限りです。 2つめは、「コーチング・プロジェクト」です。数年前より本学職員に満足度の低下や離職率の上昇がみられ、このままでは人材不足になるという危機感からコーチングの導入を開始しました。コーチングとは、コーチングを受けるステークホルダー(SH)の目標達成に向けて、コーチが対話を通じてSHの能力を最大限発揮できるよう支援する手法です。2023年5月に第1期を開始して、現在、第3期目がほぼ終了するところです。学内には、私を含めてコーチが3名、SHが19人います。これまで延べ32名がコーチングを受けたことになります。通常、組織のリーダーの半分がコーチングをうけるとその効果がはっきりしてくるといわれていますが、すでに、部署によっては、雰囲気がよくなったとか、笑い声が聞こえてくるようになったなどの話しが周囲から聞こえてくるようになっており、今後、離職率の低下や職員満足度の上昇などの効果を期待しているところです。これら2つのプロジェクトが今後とも順調に育っていくことを祈ってやみません。 |
ご退職される教授の最終講義が行われました
長い間ご尽力いただきありがとうございました。今後の更なるご活躍を祈念いたします
解剖学講座(顕微解剖学分野) 渡部 剛教授
生理学講座(神経機能分野) 高草木 薫 教授
歯科口腔外科学講座 竹川 政範教授
学位記授与式・祝賀会を挙行いたしました
会場の外では友人や家族と記念写真を撮る楽し気で誇らしく晴れやかな姿がたくさん見られました。
撮影ご協力ありがとうございました♪
旭川医科大学クラウドファンディング第一弾は全プロジェクトが目標金額達成!
血液がん治療の地域格差を解消したい!移植治療の環境整備にご支援を(終了)
微生物から薬を創る!小児白血病の薬のタネを探す、創薬研究の第一歩を(終了)
膵がん早期診断へ向けた、血液を用いる新たな診断法の開発(4/15まで継続中)
その他のニュースはこちら
◎今月のニュース ココに注目!
次期学長予定者の西川学長から第2期に向けて
西川学長に第2期目に向けてのお考えを伺いました。
第2期目を担当するにあたり 旭川医科大学 学長 西川 祐司 2022年4月1日から3年間、試行錯誤を続けながら何とか学長職を務めてまいりました。この間、皆様から温かいご支援をいただいたことに心より感謝申し上げます。本年6月30日に任期が終了しますが、2月3日に学長選考監察会議により次期学長候補者に選考され、2期目の2年間を担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 就任当時はご承知の通り、本学はかなりの混乱状態にありました。新体制の下で大学ガバナンスの修復に関してはほぼ達成することができたと思います。しかし、新たな前向きな取り組みの多くはまだ途半ばの状態であり、これらを第2期でさらに推し進め,学長としての責任を全うしたいと考えています。私は今後も,献身的で優れた医療者を育成するという本学の根本的な理念と使命に立ち返り,その根幹である教育と研究を重視し、研究活動に支えられた「生きた教育」の実践を目指します。 第2期における大学運営の基本方針は以下の4つです。 日本の大学と病院を取り巻く厳しい状況の中で上記を達成するには、痛みを伴う改革を全学的に実行することが必要です。しかし、教職員と学生がこの地の医科大学としてのミッションの重要性を共有し、希望を持って連帯すれば、きっとこの逆境を乗り越えられるものと信じています。2年後に光が確かに見える形で次の世代にバトンタッチができるよう、全力で取り組みます。本学に関わるすべてのステークホルダーの皆様と意思疎通を図りながら,大学運営を進めてまいりますので、今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。 |
旭川医科大学クラウドファンディング第一弾は全プロジェクトが目標金額達成
旭川医科大学クラウドファンディング初挑戦の感想を伺いました。
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この度はたくさんの方々から温かいご支援並びに応援のコメントを頂きまして、本当にありがとうございます。お陰様で目標金額を大きく上回るご寄付を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。クラウドファンディングを通して、私達の活動が本当に多くの方々に支えられていることを実感することができ、これからの活動の大きな励みとなりました。クラウドファンディングは終了しましたが、私達の活動はまだまだ始まったばかりです。血液がん治療の地域格差を解消できるよう頑張って参りますので、引き続き応援のほどよろしくお願い致します。 血液内科 高橋 秀一郎 |
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私達が取り組む「微生物から小児白血病の治療薬を探索する創薬研究」は、255名もの支援者の皆様に支えられて研究資金を調達し、スタートを切ることができました。多くの方にこのプロジェクトを知っていただき、温かいご支援と励ましのお言葉をいただけたことは、私の研究者人生においてかけがえのない財産です。これからもプロジェクトを見守っていただけますと幸いです。私達は研究成果で皆様のご期待に応えていきます。本当にありがとうございました。 消化器先端医学講座 小西 弘晃 |
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このたびは、みなさまからの温かいご支援とご厚情を賜りましたことに心から感謝申し上げます。ともに頑張ってきました高橋秀一郎先生、小西弘晃先生と3人一緒に目標額を達成することができましたこと、本当嬉しく思っております。私はまだ1カ月少々期間がございますので、引き続き広報活動を続けて参りたいと思います。また、ご支援頂いた研究プロジェクトの推進に、真摯に全力で取り組んで参りたいと思います。微力ではございますが私どもの活動が、本学へ少しでも貢献できているようでしたら幸いです。引き続き、温かく見守って頂けますと嬉しいです。 内科学講座(消化器内科学分野) 高橋 賢治 |
旭川医科大学、旭川医科大学病院では地域の皆さん、患者の皆さんに向けてさまざまな講演やセミナー等を行っています。
大学ホームページまたは病院ホームページをチェックしてみてください。
休棟のお知らせ
旭川医科大学病院では、当院を取り巻く社会状況等を考慮し、令和7年4月1日から一般病床である7階東病棟を休棟いたします。なお、この休棟に伴う入院制限や診療体制への影響は一切ありません。 今後も高度な医療の提供と地域医療への貢献に努めてまいりますので、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。 |
スマホ用アプリ「wellcne」に新機能追加
料金計算による待ち時間の緩和を目的として導入したスマホ用アプリ「wellcne(ウェルコネ)」に、3月1日から2つの新機能が追加され、ますます便利になりました。詳しくは こちらから |
○学長#ひとりごと○
先日、若手研究者の懇親会に招かれました。これまでにない何ものかを自身で掴み取ろうとして真摯に努力している数多くの研究者と語り合い、本学において新しい研究の芽が着実に伸び始めていることを実感しました。彼ら彼女らを全力でサポートしていこうとあらためて自分自身に誓った一夜となりました。 | ||
▲芽吹きはまだ少し先でも、冬の間 エゾリス達がせっせとエビフライに仕立 てた松ぼっくりが出てくると…春♪ |
◆旭川医科大学基金から◆
旭川医科大学基金は、旭川医科大学における教育及び研究活動の充実を図るとともに、地域に根ざした医療・福祉のさらなる向上を目指すことを目的としています。皆様の温かいご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。 |
◇旭川医科大学の広報誌たち◇
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