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講座について

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救急医学講座は昭和55年救急室設置、平成4年の救急部をへて、平成14年4月に開講しました。初代郷一知教授、平成22年9月に二代目藤田智教授、令和5年1月より三代目教授として「持続する地域救急医療体制の構築」を掲げ岡田基教授が就任しました。

診療体制

当講座は、病院部門では救命救急センター、集中治療室及び高気圧酸素治療室の運営を担当しています。道北ドクターヘリ事業に協力病院としてフライトドクターやフライトナースを派遣している他、大学敷地内に格納庫を設置しています。
年間約2500台の救急車及びドクターヘリの受け入れ、約60回のドクターカー出動、また、休日夜間の外来患者約5000名の診療支援を行っています。
院内においてはRRT(院内急変チーム)を組織し、スタットコールにも対応しています。
集中治療室はオープンICUとして運用しています。
高気圧酸素治療室では複数名の治療が可能な第2種装置をもち、一酸化炭素中毒や減圧症、細菌感染症などの患者に年間12名355回対応しています。
また、当院は災害拠点病院であり、DMAT隊員21名(北海道DMAT含む)を擁し、発災時には災害医療の中心的な役割を担うべく、常に2チーム派遣できるように準備しています。

スタッフ紹介

教授

岡田 基オカダ モトイ

准教授

丹保 亜希仁タンポ アキヒト

講師

中嶋 駿介ナカジマ シュンスケ

学内講師

川口 哲カワグチ サトシ

教育

研修医・専攻医

卒後臨床研修制度で救急診療は必須項目であり、当科では毎年30名以上の研修医を指導しております。
軽症・中等症の患者さんは指導医の元で研修医がプライマリーに診察し、重症例は指導医が中心となり研修医に補助をお願いする形で研修を進め、実りある研修となるよう心がけています。また、貴重な症例を経験した研修医には救急・集中治療関連の学会発表や症例報告などの機会を設けており、毎年各学会で優秀演題賞を受賞しています。
また、ICLS, JMECC, BLS, ACLS,などの蘇生コースやJATEC, JPTECなどの外傷診療のコースなど救急関連の教育を行っております。
当講座は、救急科専門研修プログラムの基幹施設です。また集中治療専門医などの2階建て部分の研修や総合診療専門医の連携施設として研修サポートを行っています。
救急科専攻医の指導においては、関連病院である名寄市立総合病院救命救急センターをはじめとする道内の救命センターのみならず、国内の施設とも連携して研修の機会を設けています。

学生教育

救急医学講座は医学科第3学年・4学年、看護学科第3学年、大学院の講義と、第5学年・6学年の臨床実習を担当しています。
特に、実習は座学をできるだけ少なくし、体験学習を中心に行えるよう配慮しています。
救急蘇生の訓練、超音波機器を用いた簡易診断、実際の患者の診療や回診、カンファレンス時の患者のプレゼンテーションと症例発表を経験してもらいます。
アドバンスコースでは、救急システムを理解するため、消防署での実習や救急車への同乗、また、地域の救命救急センターへの見学と診療の立ち合いなど院外救急処置の実習を通じて救急現場でのニーズを経験できるように心がけています。

その他

働き方改革に準じています。
勤務は、夜勤を含めた救急外来当番、ICU当番、ER病棟当番のシフト制で、C-2水準を順守しています。主治医制度ではないため、オフがしっかり確保されています。また、ワークライフバランスを考えたシフト制のため、育児や介護、自己研鑽などが可能です。