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トップページ学部・学内共同利用施設 ≫ 病理学講座 腫瘍病理分野
 病理学(pathology)は疾患の成り立ちを研究する学問で、長い歴史を持ち、臨床医学と共同しながら医学の基盤を形作ってきました。現代の病理学は、従来からの顕微鏡を用いた形態学的方法だけではなく、細胞生物学、分子生物学を含めた様々な手法を駆使しています。
 私たちは、疾患の場において、どのような細胞がどのように相互作用しているのか、いわば細胞社会学を常に念頭におきながら、未解決の病理学的テーマに取り組んでいきたいと考えています。     
 
教授挨拶
教育
研究
スタッフ
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教育
 
第2学年
組織学【前期】
機能形態基礎医学【後期】
基礎医学特論【後期】
第3学年
病理学実習【前期】
腫瘍学1【後期】
医学英語W A【後期】
選択必修コース(講座配属)【後期】
選択必修コースU(加齢と適応の医学)【後期】
選択必修コースU(EBM・CPC)【後期】
第4学年
医学英語W B・医学研究特論【前期】
腫瘍学2【前期】
選択必修コースX(加齢と適応の医学)【後期】
選択必修コースX(EBM・CPC)【後期】
第6学年
アドバンス臨床実習【前期】
統合演習(病理学)【後期】
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研究
 

慢性肝傷害の病理

(1)細胆管反応のメカニズム

 線維化を伴う慢性肝障害(肝硬変など)では小型で不規則な胆管が増生する細胆管反応が高頻度で認められます。この現象は通常、肝細胞と胆管上皮細胞いずれにも分化できる肝ステム(幹)細胞の再生性増殖に基づくと解釈されています。しかし、肝細胞は一旦成熟した後も微小環境の変化に伴い胆管上皮細胞に分化しうる能力を持つことが、三次元培養系を用いた私たちの研究で明らかになりました。現在は、この分化転換現象のメカニズムを詳細に検討するとともに、遺伝子改変マウスを組み合わせた動物モデルを用いて個体レベルで分化転換を証明することを目指しています。

(2)肝細胞癌発生のメカニズム

 肝細胞癌のほとんどは肝硬変などの慢性肝障害を基盤として発生しますが、発癌メカニズムの詳細は不明です。私たちはマウスやラットを用いた実験モデルを用い、なぜ慢性肝障害が肝細胞癌を誘導するのか、今後明らかにしていきたいと考えています。

(3)星細胞活性化とその抑制

 肝において線維増生をもたらすのは活性化した星細胞であることが知られています。私たちは蛋白チロシン脱リン酸化酵素阻害剤であるバナジウム酸が星細胞活性化を強く抑制し、実験肝線維化モデルにおいても線維化を軽減することを見出しました。今後はバナジウム酸の作用メカニズムをより詳細に解明し、肝以外の慢性炎症性疾患(間質性肺炎、間質性腎炎、線維性腹膜炎など)へ研究を発展させていきます。

肝内・肝外胆管の発生過程の研究

 これは肝細胞から胆管上皮細胞への分化転換の研究の副産物ですが、現在、重点的に研究を進めているテーマの1つです。胆管系の発生に関しては不明の点がまだ多いのですが、私たちは遺伝子改変動物を用い、肝内胆管、肝外胆管がどのようにして形成され、連続性を確立していくのかを調べています。このような基礎的研究は将来的に胆管系の種々の病態を理解するのに有益であると信じています。

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スタッフ
 

令和4年4月1日現在

教授
助教 後藤 正憲
助教 人見 淳一
助教 藤井 裕美子
助教 田中 宏樹
技術補助員 岡田 陽子
事務補助員 北野 亜矢
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